このセッションで持ち帰るもの
- 目の前の「調べたいこと」を、検索向き・AI向き・両方向きに仕分けられる
- 検索で確かめた事実をAIに渡して、まとめ文をつくる「両方」の型を1回自分の手で実行できる
- 次に似た調べ物が来たとき、どちらから手をつけるかを自分で判断できる
はじめの5分:まず1回、結果を出す
まず、ひとつの問いを検索とAIチャットの両方に投げて、返ってくるものの違いを見ます。準備はいりません。今日はここで「あ、違う」と感じられれば十分です。
問いは「明日の会議で、3つの議題をどんな順番で話すと参加者が疲れないか」。まず検索窓に短い言葉を打ち込んでみます(例:「会議 議題 順番」)。次に同じ内容をAIチャットに文章で投げます。
明日の会議で話す議題が3つあります。重要な順ではなく、参加者が疲れずに議論できる順番で並べ替えてください。議題は「①経費精算の締め日変更」「②新人の配属先」「③来月のイベント会場」です。それぞれの理由も一言添えてください。
見るだけの人は、端末を出さなくても大丈夫です。講師の画面に映る2つの結果を一緒に見るだけで、今日の入口には立てます。検索の結果と、AIの結果を並べて見てみると「返ってくるものの種類」がまったく違うことに気づくはずです。それが今日一日の軸になります。
約束
- 見るだけでも大丈夫。今日は「気づく」だけでも十分な収穫です
- 私も学んでいる途中です。うまくいかない場面も一緒に見ていきましょう
- 分からないことはいつでも聞いてください
- 今日持ち帰るのは1つだけ。「この問いは検索か、AIか、両方か」を自分で決める力です
考え方(1つだけ)
今日の考え方はひとつだけです。
検索は「すでにある情報を探す」道具。AIは「まだない文章を作る」道具。
同じ「調べ物」という言葉を使っていても、この2つはやっていることがまったく違います。営業時間、住所、制度の要件、価格といった「どこかに答えがすでにあるもの」は、検索で探しに行くのが向いています。誰かがすでに書いた情報を見つけに行く作業だからです。
一方、集めた情報を整理する、案内文の下書きを作る、言い方を変える、いくつか案を出す、といった「まだ形になっていないものを新しく作る」作業はAIが向いています。AIは事実を保証してくれる道具ではなく、渡した材料をもとに文章を組み立ててくれる道具だと捉えておくと、迷いが減ります。
そしてもうひとつよくあるのが「両方使う」型です。検索で事実を確かめてから、その事実だけを使ってAIにまとめてもらう。あるいはAIに聞いてから、出てきた内容のうち事実に関わる部分だけを検索で確かめる。どちらも「探す」と「作る」を分けて使っているだけで、特別な機能を使っているわけではありません。
(この整理は、生成AIの入門教材が最初に扱う「生成AIと、情報を探すだけの従来の仕組みの違い」という普遍的な考え方に基づいています。出典を末尾に載せています)
ここから先は、研修当日に
ここから先は、実際に手を動かしながら進める本編です。会場で講師と一緒に一つずつ確かめていくので、読むだけより確実に身につきます。この続きは、主催者からご依頼いただいた講座だけで行います。
当日、この続きを進めます
- ステップ1:3つの問いを仕分ける(8分)
- ステップ2:「両方」の型を1回やる(8分)
- ステップ3:自分の仕事の調べ物で実行する(8分)
- 例題カード
- 確かめる・見せ合う(8分)
- 次の一歩(10分)
- 90分版で足すこと
- 出典